my trumpet…*

私は小学校6年生のとき1年間だけ金管バンドに所属していていて、そこでトランペットに似たコルネットという金管楽器をやっていました。トランペットと比べるとひとまわりほど小さくて何処となく丸みを帯びたシルエットの楽器でとてもかわいいんですよ♡

マイナーだけれど、すごく柔らかくて温かみのある音です。でも曲を演奏するときは、トランペットと同じパートで同じメロディを吹きます。私が使っていたコルネットは、その時あったコルネットの中で唯一銀色をしていて、ちょっと特別感があったのを覚えています笑

誰も銀色コルネットをやりたいと言わないので「私それがいいな」って…懐かしいです。最初は金色が良かったんですが、そのコルネットちゃんで練習しているうちに自分の楽器が一番!!ってなりました。やっぱり自分が使っている楽器が最高のパートナーですよね♪今は誰が使ってるんだろう…?

そのころ通っていた英語の教室で、そこの先生が学生の頃使っていたというトランペットを譲り受けて、myトランペットができました!もう嬉しくて嬉しくて…。もともとトランペットと同じパートを吹いたりしていたので興味はあったのですが、まさか自分の楽器ができるとは思ってもいませんでした。トランペットのまっすぐで力強い音が大好きで、これでどんな曲を演奏しようか想像するのが好きでした。

中学校でも絶対吹奏楽部に入って、トランペットをやるぞ!なんとしてでもオーディションで勝ち取って見せる!!と思っていました。でも、オーディションでは落ちて結局先生の進めるホルンを担当することに…ホルンも大好きです。でも、1年ちょっとしかコルネットをやっていなくても、すごくすごく悔しくて、その日は帰り道も帰ってからも泣きました。悔し涙を流したのってこの時が初めてだったかもなぁ。

中学の部活、特に吹奏楽部は特に厳しいと思うのですが、私の中学の吹奏楽部はとっても厳しいというか超ハードで、1週間中7日間は当たり前。土日どころか祝日まで部活があって、出席日数が足りていないとコンクールに出れないという感じでした。運動部さえも平日1日お休みがあるのに…。でもだからこそ、創部から数年しか経っていなくても金賞が取れていたのだと思います。私はもともとあまり体力がなく、昔は休みがちだったこともあり出席日数が全然足りませんでした。おまけに塾と苦手なプールに週2で通っていたのでなかなか参加できず、みんなについていけなくなってくるとつらい気持ちがどんどん大きくなっていって、遂に辞めてしまいました。同じパートの友達にも先輩にも迷惑をかけたくなかったし、なによりも周りに置いて行かれてしまう、大きな差が開いてしまいどうしようもできなくなっていくことが怖くて苦しかったんだと思います。そして顧問の先生とは本当に相性が合わなくてそこがとてもつらかったです。ほんの2カ月ほどしかいなかった吹奏楽部ですが、ここで過ごした短い日々で私は色々なことを学びました。自分の弱さを知り、また自分の固定概念や違う考え方の道を見せてくれました。それでよかったんだと思っています。

でも辞めた最後の日、オーディションに落ちた時と同じように悔しくて悔しくて自分の気持ちがよくわからないのに涙が止まりませんでした。なんで泣いてるのか、自分でもよくわかりませんでした。

トランペットは今はもう全く吹いていません、でも、最近また触れたいと思うようになって楽器屋さんにメンテナンスをしてもらおうと思っています。




flugel der freiheit

ハリー・ポッターと進撃の巨人を心から愛しています。銀魂とヘタリアも大好きです!エレクトリックギターやっています。ジャズピアニストのまらしぃさんのファンです♡

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